2008年7月15日号
“炎症を鎮めるお薬”では理解できない患者も…
国立国語研究所「『病院の言葉』にかかわる調査」
後発医薬品の使用状況調査で新たに患者調査を実施
中医協「第18回診療報酬改定結果検証部会」
保険薬局の収支状況が改善
中医協「第24回調査実施小委員会」
国立国語研究所はこのほど、患者にとって重要でありながら理解してもらうのが難しい“医療用語”100語について、医師と医療従事者(看護師・薬剤師)を対象に、患者や家族に対する用語の使用状況について聞いた「『病院の言葉』にかかわる調査」の結果を公表した。それによると、「抗生剤」や「炎症」、「副作用」などの使用頻度が高く、患者に理解してもらう必要性も高いと考えていることがわかった。国立国語研究所では、調査結果をもとに、これらの用語を分かりやすく伝える具体的な工夫などをまとめ、来年3月をめどに公表する予定。
中医協の診療報酬改定結果検証部会は7月9日、2008年度改定の結果を検証するために実施する9項目の特別調査のうち、08年度に調査する5項目の調査項目などを大筋で了承した。08年度に調査を実施するのは、�”賊ゞ侈外紊良蘆慣攜困亮詑崢敢此↓�外来管理加算の意義付けの見直しの影響調査、�8緘�医薬品の使用状況調査、�じ經�高齢者にふさわしい医療の実施状況調査1(後期高齢者診療料)、�テ�2(後期高齢者終末期相談支援料)――の5項目。
このうち、後発医薬品の使用状況調査は06年度から継続して実施しているもので、今回は医療機関調査と薬局調査に加えて患者調査も行い、後発医薬品への変更に関する患者の意識を明らかにする。具体的な調査項目は、�―菠�せんに「変更不可」と記す件数とその理由、�⊇菠�せん受付枚数、処方せんに「変更不可」と記された割合および後発医薬品への変更枚数、�8緘�医薬品に変更することによる薬剤料の変化、�じ緘�医薬品の使用に関する医師、薬剤師および患者の意識――で、11〜12月に調査を実施し、来年2〜3月に結果を取りまとめる。
中医協・総会は7月9日、調査実施小委員会から「第16回医療経済実態調査」(2007年6月実施)の結果報告を受け、了承した。医療経済実態調査は診療(調剤)報酬改定の基礎資料として用いられるもの。同調査の速報値は昨年10月26日に示されていたが、今回は確定版となる。
同調査から保険薬局の1施設当たり収支状況をみると、法人立、個人立ともに黒字で、収支差額は法人立が84万4000円(05年6月:71万7000円)、個人立が83万5000円(同:73万2000円)と、前回調査時よりも収支が改善していた。また、今回調査から後発医薬品の調剤割合と備蓄割合の違いによる収支状況も集計されている。


