2009年3月15日号
薬局のヒヤリ・ハット事例収集のサイト開設
財団法人日本医療機能評価機構「薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業」
薬を自分で選択したい人が8割
野村総合研究所「自身の医療・健康状態に関するアンケート調査」
全国発の男性介護者のネットワーク設立
男性介護者と支援者の全国ネットワーク「発足会」
薬局から報告されたヒヤリ・ハット事例等を収集・分析して提供する「薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業」(厚生労働省補助事業)を2008年10月から実施している日本医療機能評価機構は3月2日、同事業のホームページを開設した。
(http://www.yakkyoku-hiyari.jcqhc.or.jp/index.html)
同機構は2005年から医療機関のヒヤリ・ハット事例の収集・分析事業を行っているが、2008年に収集した事例の約3割が薬剤に関するものだったことから、「外来患者の半数以上が薬局で調剤を受けており、薬局においても相当数のヒヤリ・ハット事例が発生していると推測される」としている。また、薬局では、�(�数の医療機関(診療科)の受診による重複投与や相互作用、��一般用医薬品や薬局製剤など、医療用医薬品以外の医薬品の販売、��先発医薬品から後発医薬品(ジェネリック医薬品)への変更――などの点で病院などの調剤所とは異なる特徴があるとし、「薬局特有のヒヤリ・ハット事例の発生も推測される」としている。
野村総合研究所がインターネット上で実施した「自身の医療・健康状態に関するアンケート調査」(n=1000人)の結果によると、調剤薬局で薬剤師から受ける説明は「薬の飲み方に加えて、効能・効果について説明を受ける」が27.5%、「薬の飲み方のみ説明を受ける」が25.3%で、5割超が飲み方を中心とした説明だったことがわかったほか、説明を受けない人も8.7%いた。
2008年度改定では、処方せんに変更不可の記載のない医薬品については薬局で後発医薬品を選択できるようになったものの、「医師に指定された薬に加え、近い効能を持つ薬やジェネリック医薬品など、他の薬について提案を受ける」人は3.4%にとどまっていた。「あまり薬を選択したいと思わない(医師・薬剤師に任せたい)」人もいる(15.9%)が、「医師からの情報提供など、条件が整えば自分で選択したい」人(64.0%)や「積極的に自分で選択したい」人(20.1%)も多かった。
「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」は3月8日、立命館大学衣笠キャンパスで設立総会を行った。同ネットワークは、各家族化などで男性が1人で介護するケースが増える中、仕事との両立や不慣れな家事、介護で孤立し、引きこもりがちな男性介護者を支援しようと、立命館大学の津止正敏教授(男性介護研究会代表)や荒川不二夫氏(東京都荒川区男性介護者の会おやじの会代表)が中心となって設立を進めてきたもので、男性介護者の支援グループなど87の個人・団体で結成する。
同ネットワークを通して、全国で同様な活動に取り組むグループと交流会やインターネットによる情報発信、体験記の発表などを行う予定。問い合わせ先は、TEL:075-811-8195(認知症の人と家族の会気付「男性介護者と支援者の全国ネットワーク準備会」)。


