2010年1月15日号
外来患者の22%に高血圧(症)
厚労省「2008年度患者調査の概況」
薬剤師数は増加しても依然として地域格差大
厚労省「2008年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」
国保医療費の地域格差は約1.6倍
厚労省「2007年度医療費マップ」
厚労省が12月3日に公表した「2008年患者調査の概況」で、高血圧(症)を持つ外来患者は22.9%に上るが、調査日に治療(検査)した病名(主傷病)が高血圧(症)の患者は10.8%と約半数だったことが分かった。さらに、外来患者の11.7%は高脂血症(脂質異常症)だが、高脂血症(脂質異常症)が主傷病の患者は2.1%、同様に糖尿病の患者は9.2%だが、糖尿病が主傷病の患者は3.4%にとどまるなど、持病(副傷病)として高血圧(症)や高脂血症(脂質異常症)、糖尿病を持っている患者が多いことが明らかになった。患者調査で副傷病を調べたのは今回が初めて。
推計患者数(調査日に病院や診療所を受療した患者の推計数)は、入院が139万2400人、外来が686万5000人。2005年の前回調査と比較して、入院は7万400人減、外来は22万7400人減だった。
厚生労働省が12月17日に発表した2008年の「医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によると、08年12月31日現在の届出薬剤師数は26万7751人で、06年に実施した前回調査から1万5218人(6.0%)増加した。男女比は4対6で女性の方が多い。
これらの薬剤師が従事している場所は、�〔�局の従事者(13万5716人):50.7%、��病院・診療所の従事者(5万336人):18.8%、�0緻�品関係企業の従事者(4万7643人):17.8%――の順で多かった。
薬局・医療施設に従事する人口10万対薬剤師数の全国平均は145.7人。都道府県別にみると、徳島県が184.8人でトップ。以下、東京都の181.4人、兵庫県の170.9人が続く。全国平均を20人以上上回る都県がある一方で、108.7人の福井県、111.1人の青森県、116.2人の沖縄県など、34府県で全国平均に達していなかった。
厚生労働省は1月8日、2007年度の「医療費マップ」を発表した。それによると、1人当たりの国民健康保険医療費(実績額)の全国平均額は40万7000円だった。最高額は広島県、最低額は沖縄県で、その格差は約1.6倍。
最高額は51万8000円の広島県で、以下、高知県(51万7000円)、山口県(51万6000円)、鹿児島県(50万6000円)と、西日本に高額県が多い傾向が見られた。一方、低額県を見ると、最低額は沖縄県(33万円)だったが、千葉県(33万2000円)、埼玉県(33万8000円)、茨城県(34万円)、栃木県(34万9000円)など関東に集中した。


