6年制薬学教育の大きな柱の一つである薬局での長期実務実習が、2010年5月17日、全国で一斉にスタートした。
今年の実習生は、2006年度に入学した薬学教育6年制の一期生、9300人余り。薬局での実習は、5月17日がスタートの�鬼�と、9月6日から始まる�挟�に分けて行われる。
長期実務実習に伴い、大学側では臨床技能と態度を評価するOSCE(Objective Structured Clinical Examination)と、知識と問題解決能力を評価するCBT(Computer-based Testing)の2種類の薬学共用試験を実施。合格した学生だけが実務実習を受けられる仕組みだが、初めての共用試験となった今年は、OSCE、CBTのいずれの合格率も99%を超えていたという。
薬局では、11週間という長期の実習を受け入れるのは初めての経験。実際の実習は、「実務実習コア・カリキュラム」によって設定された計114項目の「到達目標」に則って進められる。
日本糖尿病学会(門脇孝理事長)は5月27日、岡山市内で開かれた総会で、糖尿病の新診断基準を決めた。従来の血糖値に加え、過去1〜2カ月の平均的な血糖状態を示す「HbA1c」を診断基準に取り入れる。診断基準の改訂は11年ぶり。7月1日から適用する。
これまで補助的な位置付けだったHbA1cを診断基準に追加したのは、検査が行いやすいことや、慢性の高血糖状態をよりよく反映する指標として有用であることによる。
また新診断基準では、HbA1cの数値を国際基準である「NGSP値」に合わせる方針も確認された。NGSP値は、現行の日本の測定法によるJDS値に0.4を足した値となる。今回、診断基準はNGSP値による「HbA1c6.5%以上」とされたが、新診断基準のHbA1c6.5%は従来の6.1%(JDS値)に相当する。
なお、新診断基準では、血糖値([1]血糖値空腹時血糖値126mg/dL以上 [2] 75g糖負荷試験で2時間値200mg/dL以上 [3]随時血糖値200mg/dL以上のうちいずれか)とHbA1cの両方で評価するよう定めており、従来通り血糖値による診断は必須としている。


